所有者不明土地が日本を襲う



所有者が誰だかわからなくなっている土地、いわゆる所有者不明土地がかなり問題になっているようですね。聞くところによると九州と同じぐらいの面積の不明土地が日本にはあるそうです。



たまたま噂の東京マガジンで見た何日か後にNHKのニュースでも同じ問題を特集していました。



二つの番組でもフィーチャーされていましたが埼玉は大宮で有名な不明土地建物があって、なかなか道路の拡幅ができないそうです。テレビで見たら完全なゴミ屋敷というか、朽ち果てた家でした。



もう一つ取材されていたのが、ある不明土地が昔から墓地になっているケースでした。江戸時代からの名残のようなのですが、これまた住宅地にあって土地区画の妨げになっているとのこと。これこそしっかり対応しないと祟りがありそうで困りますよね。



こういう管理人不明になってしまった土地は相続に相続が続いて相続人が多数になってしまい意思確認だけでも困難を極めるようです。



都内にもかなりの数の土地が所有者不明になっているようで行政もかなり苦慮しているんですね。
最近ではゴミ屋敷対策の条例なんかもできてきていますが、放置された不動産に関してもなんらかの法整備が必要でしょうね。
ああいう家のテイをなしていない建物は火事の危険や突風竜巻での風害も想像に難くなく、百害あって一利なしですね。



蛇足ですが、登記の制度も分かりづらく土地を地番というナンバーで管理しているのですが、あれも徐々に住所と同じにできないんでしょうか?ほとんどいまはネットの登記情報サービスでピックアップするのですが、地番が分かったとしても建物がその上にいくつもある場合だと特定も大変なんです。ブルーマップもイマイチ見づらいし、常に法務局に電話して伺うのも申し訳ないです(笑)。
敢えて分かりづらくしているようにしか思えません(笑)。