倒産リスク
もう昔話になってしまいますが、数年前の「リーマンショック」の時に大手の保証会社さんが事業停止に追い込まれました。その前後も中小規模の保証会社が倒産しました。
最近はあまりその手の話は聞きませんが、可能性としてはゼロではありません。この辺りの判断は難しい所ですが・ ・ ・。
免責リスク
保証会社さんによって異なるのですが、滞納が始まると、オーナーさんからご報告頂かないといけないのですが、ある一定の期間を過ぎてしまうと、保証会社さんが責任を負わなくて済んでしまうという「免責期間」というのが設定されています。
賃料支払い約定日から30日以内というのがほとんどだと思われますが、数は少ないですが、中には10日以内というところもありますので注意が必要です。
余裕のあるオーナーさんで半年ぐらい通帳を記入しないでいてある日突然滞納があると気付いて慌てて連絡頂いたことがありますが、その時契約していた保証会社は全て免責となり、バックは無し=ゼロ円でした。
最近は、借主さんから保証会社さんが引き落としをかけていくシステムもかなり定着していますので、不精な方はそういったシステムを使うことで、免責の危険性もなくせるかと思います。
死亡時のリスク
上記の引き落としにした時の話にも関連するのですが、賃料を引き落としタイプににした場合、仮に生活に困窮していて口座にお金がなかったとしても保証会社が変わってオーナーさんに振り込みますので、例えば宅内で死亡してしまっていたりすると、かえってその発見が遅れてしまうという可能性があります。
死亡時の対策をしていただける保証会社もかなり増えていますが連帯保証人さ無しの契約の場合は、この辺りも注意が必要ですね。
保証会社さんは、賃貸業界ではかなり浸透してきています。
もちろん万能ではないと思います。未だに保証会社さんとの契約、利用することに懐疑的な見方をする同業者さんも多いようですが、上手にお付き合いすることによってオーナーさんの賃貸経営にプラスに働くのではないでしょうか?