成約率を高める方法⑥

賃料を下げるのは即効性があるように思えますが、手取り金額が契約期間中は少なくとも目減りしますのでオーナーさんとしては思案投首というところでしょうか?


◆トイレとお風呂が同じなんて•••

東京オリンピックが2012年に行われる予定ですが、前回の東京オリンピックの開催時に3点ユニットバスがホテルで採用されて、その後瞬く間に全国に広がったようですね。トイレとお風呂を現地で施工せずに工場で作って現場に運んで設置するのでとても時間の短縮になったそうです。

話が、それてしまいましたが、オリンピックが行われたのは1964年(昭和39年)ですから、今から50年前ですので、借りる人の考え方も変わって当然かと思いますが、当時斬新で新鮮だった3点ユニットバスは、かなり賃貸市場では不人気になっています。

「場所も駅から近いし、環境も良い。間取りも良いんだけど、お風呂とトイレが一緒だからちょっとこの物件は•••」と探してる方にハネられてしまいます。

 


オーナーの物件が、仮にバストイレ別であったなら、かなり成約率は上がったはずでしょう。

バストイレが一緒なのを、バストイレ別にするのは費用的にはネットにもたくさん出ていますし、当事務所でもご提案したことありますが、40万円ぐらいからできますね。


バストイレの改修工事は金額的に投資額が大きいとお考えかもしれませんが、筆者が是非設置していただきたいのは「温水洗浄便座」いわゆるウォッシュレットですね。
こちらなんかも、量販店に行けば設置費込みで2万円代からできますね。過大な投資ではないと思います。

これはないと、俎上にも乗らないという設備を挙げますとエアコンです。こちらは絶対です。
こんなに暑い日本の夏にエアコンを設置しないのは殺人行為です(笑)。

前にも書かせて頂きましたが、エアコンも高価格の製品ではなくて安価なタイプで全く問題ありません。
20年も前のエアコンがもし設置されているようでしたら、買い替えされたほうがよいでしょう。古いエアコンは経年劣化での不調もありますが、節電具合がかなり違いますので、間接的に入居者サービスにつながります。


ここで何が申し上げたいかと言いますと
「部屋探ししているお客さんは、ご実家で経験がないことは、敬遠される傾向が大」
ということです。

Q
ご実家はバストイレ同じでしょうか?

答え
NO

Q
エアコンは家にないですよね?

答え
NO

Q畳のお部屋に住んだことありますか?

答え
NO
 
Qお風呂はバランス釜ですか?
 
答え
NO
そもそもバランス釜ってなんですか?!
 
 
 
 
 
などなど、枚挙に暇がございません。